究極の錯覚

http://d.hatena.ne.jp/hogeratta/20050219#1108814657

現実に、厳密に、地平線は一本の線なんかではない。だけど、この「線」は確かに地平線なんだ!これは、スゲエことだと思う。この「線」には地平線だと認識するに事足りるだけの情報量が乗っかっているのだ。

これを読んで思った。「線」とは人間が生み出した究極の錯覚だ。たったの1本の「線」で地平線を作りだせる。棒人間は人種や国境を超えて人と認識される。「線」は集まり絵を作り出す。また、絵のみでなく文字も記号も、元をたどればただの「線」だ。それに人間は意味を持たせた。僕らは「線」に笑い、嘆き、憤り、悲嘆し、興奮し、落胆したり出来る。「線」はどんなものでも作り出すことが出来る。これを究極と言わずに何と言うのだろうか。