西尾維新 - クビシメロマンチスト

クビキリサイクルに比べキャラは比較的まとも。まあ、比較的であって、相変わらず痛いキャラもいる。
序盤から中盤まではとても青臭くだらだらとした展開が続き、正直それほど面白くは無い。しかし、いい年こいて未だに青臭い僕には、心地よくもある。戯言が面白いのがせめてもの救い。
終盤は怒涛の展開。今までの伏線が見事につながり、中盤までのぬるい話とうって変わって、鬱屈とした僕好みの話に変わる。主人公が素敵過ぎ。
ミステリとしては微妙。僕でもある程度の予想がついた。


最後に<>のネタはわかりにくすぎ。
http://abyssny.fc2web.com/netabare/roman.html
を観なければ意味がわからなかった。受身である読者にここまで読み取れというのは酷。