素敵嘘

シンドラーのリストって映画で、少年の吐く嘘が素敵だ。強制収容所でニワトリが盗まれ、容疑者として数人のユダヤ人が整列させられる(うろ覚え)。そして、ドイツ兵は犯人に名乗り出るように言い、誰も居ないと目の前のユダヤ人を撃ち殺した。
これは明らかに犯人探しではなく見せしめだ。この容疑者の中に犯人がいるかどうかは定かでないし、むしろニワトリが盗まれたという話し事態怪しい。しかし、このままでは容疑者であるユダヤ人は全員殺されてしまうのだ。
そこで、容疑者の列から少年が一歩進みだし、自分は犯人を知っているといい、撃ち殺されたユダヤ人の男性を指差した。見事な機転だ。