見えない選択肢

最初に、条件を2つ提示してその中から好きに選ばせる、という詐欺のテクニックが在るらしい。騙される側は条件を限定されているというのに、「選ぶ」という行為がある事で自分は自分の自由な意思によって選んだという錯覚に陥り、どちらを選んでも損であるにも関わらず満足するという話しだ。つまり、僕らは何かを決める(選択する)とき、「条件が絞られていないか」とか「提示されてない選択肢は無いか」ということを考え、提示された条件以外の見えない選択肢も考えつつ、その中で最良の選択肢を選ばなくてはならない。
以上のことを踏まえた上で、もう一度よく考えてみるよう。現在大学四年生に問う。四年になり誰も彼も、猫も杓子も「就職就職」と言い、「何処の会社が良い」だの「何処でもいいから内定欲しい」だのと騒ぎ出す。もしかしたら皆、「就職する」という条件に縛られているのではないか。もしかしたら、他に見えない選択肢が出ているのではないか。一度、「就職する」という条件を外し、マクロの視点を用い他に選択肢が無いかよく考えてみないか。今、君の頭の中に一筋の光が見えたはずだ。


そう。ニートである。


僕は今ここで声を大にして言いたい。


「やっぱニートは駄目だね!」


勉強やるかぁ・・・。