回想

僕と才能

僕は昔、自分のことを才能あふれる天才だと錯覚して、自惚れていた。日々の授業は容易な論理が解る頭脳と常人ほどの記憶力があれば事足りたためだ。 ある日の理科の授業のことだった。先生は机の上に風車の入った奇妙な試験管のようなものやその他多くの機材…

死ぬか生きるか

昔、まだじーちゃんが生きてた頃の話だ。じいちゃんは野球が好きで、野球があってるといつも見ていた。それで、いつも画面を見ながら「殺せ!殺せぇーー!!」*1とか叫んでた。 当時は当たり前だと思っていたが、あらためて思い出してみるとかなり異常だ。 *…

ミニ四駆の話

僕が子どもの頃、ミニ四駆が流行った。僕も欲しかったのだが、当時のおこづかいなるものが300円であった為、それを手にいれるのは相当な困難を極めた。結局、僕は2〜3ヶ月に渡り全ての物欲を我慢し、ようやくミニ四駆を手にいれた。アバンテJrというマシンだ…