昨日の続き - 過去ではなく現在の戯言

欠点に気がつけるってことは、自分が如何に矮小で、取るに足らず、何処が悪いのかを把握し、良くも悪くも自分の限界を知っているってことだ。限界を知っている人間は、限界を知っているが上に、すぐに見切りをつけ諦め、投げ出す。または、出来ないとわかっていてもやらなくてはならないときは、小細工を弄する。が、大抵は上手くいかない。上手くいかないが故に、策ではなく小細工と称するのだ。そもそも、小細工を弄して上手くいくのであれば、その人は自分の限界を知らないのと等しい。
逆説的に言えば小細工を弄する人間がいるなら、そいつは矮小で取るに足らない欠陥だらけの人間だということだ。そして、自分でそれを知っているし、小細工が失敗するであろうことも知っている。それでも、僕は失敗するための小細工を練り、あたかも策であるように振舞う。そうでもしなければやってられない。僕だってどんなに失敗するとわかりきっていても、成功を目指しているのだから。