2005-03-31 悪魔との取引 創作 今日、悪魔が取引を持ちかけてきた やつは十字路に佇む俺の後ろにいた やつは言った、代償など要らないと ただ、ただ「はい」と言うだけでよいと それはただ苦痛で、ただ快楽だった 俺は言われるがまま「はい」と言った 俺は手に入れ、又はただ単に失った 俺はそれを使うのか、使わないのか ただ、それは捨てることができない 何があっても俺の後ろにあるだろう 何をしても俺の真後ろにいるだろう 手に入れたのか若しくは失ったのか 譲り受けたのか、或は奪われたのか 何一つわからず、わかる日も来ない